新型ミライース試乗車
お付き合いのあるディーラーさんから連絡が入り、試乗車が用意出来たとの連絡。
早速、新型ミライース試乗してきました!!
外観
こちらが試乗車です。
元々展示してあった車で、ボディカラーはスカイブルーメタリック。
グレードはG”SAIII”です。
運転席
運転席周り。
インパネは上下が黒と白のツートンですが、部品は分離しておらず一体成型なのだそう。
全体的にプラスチッキーで、実用車と言う雰囲気です。
エンジンは今時なプッシュスタートです。
スマートアシストIIIのON/OFFやアイドリングストップ、コーナーセンサーのON/OFFスイッチなどもここに集約されています。
エンジンをかけると、メーターが浮かび上がります。
青色LEDで照らされるメータはデジタルで、未来感あります(グレード別設定)。
このLEDは走行中、エコ運転していると判断されると緑に、元気よくアクセル一杯で負荷をかけると青色に変わります。
ハンドルにはチルト機構が備わっていますので、お好みの高さに調整出来ます。
試乗開始
では、隣に営業さんを乗せて試乗開始です。
まずディーラーの敷地から外へ出るときに、小回りが効くな、と感じました。
最小回転半径は4.4mとのことで、かなり取り回しは良いです。
出足
公道へ出て加速すると、まず感じたのが出だしが良いなということ。
旧モデルより80kg軽量化したのが奏功しているのかもしれません。
普通の速度(40km/h)程度では、車内はそんなにうるさくありません。
特にエンジン音はほとんど気にならず、むしろロードノイズの方が目立ちます。
足回り
サスペンションは、基本、ちょっと硬めな感じです。
ハイト系ワゴンのように、ふわふわした感じはありません。
そのためか、ロールも適度に抑えられている印象です。
気になったのは、道路の細かい凹凸を吸収しきれてないのか、絶えずコツコツ・ゴトゴトといった振動が感じられます。
これはまだ新車でダンパーが慣れてないからかもしれません。
ちなみにダンパーはKYB製で、XとGグレードはΦ30mm、LとBはΦ25mmとなりますので、購入の際はどちらも試乗されると良いと思います。
ブレーキ
ブレーキについては特筆すべきことはありませんでした。
ごく普通の制動性と感じます。
加速性能
少し速度の出る道に行き、加速をしてみました。
20km/hくらいまでは気持よくスッと加速するのですが、そこから40km/hの前後±10km/hくらいの間はパワー不足というかトルクの谷のような感じがあります。踏み込んでも加速しねーって印象です。50km/hを超えると、また軽快な感じで走り始めます。
タコメーターがついてないので、エンジン回転数は分かりませんが、常用域での加速性に不満を感じるかもしれません。
また、Sレンジも試してみましたが、エンジン音がうるさくなるだけで、あまりパワー感はありませんでした。
シート
シートは小ぶりで、自分の場合(175cm)肩のあたりでシートがすぼんでいてホールド性がイマイチでした。
グレード別ですが、座席の高さを調整できるハイトアジャスターが装備されているのは◯。
非常に短期間の試乗でしたが、腰がちょっと疲れる感じを受けました。
これも人によって感じ方が違うと思うので、実際に試乗されるのをオススメします。
燃費
短い走行距離でしたが、燃費は17.5km/Lと、個人的には上々だなと感じました。
このG”SAIII”2WDの燃費はカタログ値(JC08モード)で34.2km/Lです。
e燃費によると、旧型のミライースのFFで平均21〜22km/Lなので、短期間でこれだけの燃費が出れば、旧型モデルと大差ないか、実燃費はもう少しよくなるかと思います。
その他
試乗途中、右折待ちでアイドリングストップしたので、アイドリングストップをキャンセル出来ないか営業さんに聞いた所、ブレーキを深く踏み込むことでエンジンがかかるとのことでした。
実際にブレーキをギューっと強く踏み込んだらエンジンがかかりました。これは便利な機能だと思います。
試乗した日は夏日とあって、車内も30℃近かったのですが、走り出すとクーラーがよく効いてすぐに冷えました。但し、アイドリングストップの時にエアコンのコンプレッサーが止まる様で、時間が経つにつれ生暖かい空気が出てきてしまい不快になります。猛暑の時などはアイドリングストップ機能をoffにせざるを得ないかもしれません。スズキにはエコクール(蓄冷機能)がありますが、ダイハツ車も装備して欲しいですね…。
また、スマアシIIIは試せませんでしたが、ディーラーに戻って来てからコーナーセンサーを試しました。
最初全く反応しなかったので、おかしいなと思って色々と見回してみると、コーナーセンサーのスイッチがOFFになっていました。
前方のセンサーだけ試させて頂きましたが、ドライブに入れた状態で営業さんが前に立つと、警告音とともにメーターの液晶ディスプレイに警告表示が出ました。
スマートアシストIII搭載グレードでは、このコーナーセンサーが前後とも装備されるのがお得な感じです。
これにして試乗レポートは終了です。
帰りにミライースのBOXティッシュを頂きました!
所感
この車が向いているステージは街乗りで、買い物や下駄がわりに使うのに向いていると思います。
高速道路では試していませんが、加速性やシートの出来を勘案すると、あまり遠乗りには向いてないように感じました。
また上のグレードではツートン内装やメッキ加飾、シートリフターなどがつきますが、元々安い車なので、高くなった分の満足が得られるかと言えば正直微妙かと思います。
LかBの”SAIII”グレード辺りを買って、乗りつぶすのが向いていると思いました。
その他
OEM車との装備の違いは、過去記事↓に一覧表を載せておきましたのでご参照下さい。
https://sakecars.com/archives/67
ミライースの簡単な解説や見積りも、過去記事↓に書きましたので、併せて御覧ください。
https://sakecars.com/archives/59